PTSDと上手く付き合いながら働くための3つのポイント

障害者の働き方
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PTSD(外傷後ストレス障害)の治療を継続していくなかで、症状が安定して日常生活を営むことができるようになると「働く」というステップについて考える人も少なくないでしょう。
今回は、PTSDと上手く付き合いながら働くための3つのポイントを紹介します。ご本人だけでなく親御さんも一緒に学んでいきましょう。

日常生活とトラウマエピソードの関係を知る

就労をする前にご本人に知っておいてほしいことは、「日常生活とトラウマエピソードの関係」についてです。

日常生活のなかでトラウマに感じてしまうエピソードがあるということは働いているなかでも起こり得ることです。PTSDである方が自分自身について知ることは、トラウマエピソードを回避することにも繋がりますので、就労をする際にとても大切になってきます。

自分の力だけで自分自身を知ろうとするのではなく、カウンセリングや相談支援等を活用していくことで、客観的に自分を見つめることができる機会を持つことができます。

就労支援を活用しながら練習を積み重ねる

トラウマエピソードをいかに回避していくかという対処法を働きながら見つけていくことは、心身のダメージを蓄積させてしまうことになります。

就労支援を活用しながら対人コミュニケーションや対処法について練習を積み重ねて心身へのダメージを極力抑える、回避できるようにしていきましょう。

企業見学や実習を通じて、支援者と自分自身をフィードバックができることも就労支援を活用することで得られるメリットがあります。

また、障害者雇用やパートタイム等の働き方を考える機会にもなります。就労支援での様々な経験を通じて自身にとって良い働き方を決めていくことができます。

理解がある職場かどうかを確認する

PTSDである方を受け入れて仕事ができる環境が職場にあるかどうかを確認しておくことが、就労を定着させるためには必要です。

企業との面談だけでなく、見学や実習を通じて、働き方の工夫を提示した相談や、取り組みを通じて、理解がある環境、働きやすい環境があるかを確認していきましょう。

親御さんは親御さんの意向を押し付けるのではなく、ご本人の意思を尊重した見守る姿勢が求められてきます。

まとめ

PTSDと上手く付き合いながら就業をしていくことはトラウマエピソードを再び経験するリスクがないとは言えません。

予めに対処法について学ぶことがご本人だけでなく、親御さんにも求められてきます。
親御さんはご本人にとって、身近な支援者です。

親御さんが直接関わることだけでなく、社会資源に繋げる役割を担うことで間接的でも関わることができることを知っておいてください。

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