適応障害からリワークするために大事にしたい3つの取り組み

障害者の働き方
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適応障害で仕事を退職してしまったのですが、仕事を再びできるようになりたいと考えている方、親御さんにリワーク(Re-Work:再び働く)をするために大事にしてほしい3つの取り組みを紹介します。
再び仕事をするにあたって、症状が再び悪化することを心配する方や親御さんも、今回の記事を通じてリワークについて学んでいただけると幸いです。

客観的に見ることで「障害」を知る

社会環境に適応できていないことを自分で見つけることができていたら、適応していない社会環境と自分自身を離すという行動に繋がります。

しかし、離したくても離すことができないため、適応障害になることも少なくありません。

ご本人が適応できなかったのは何なのかを客観的に見ることで、今後の生活でも起こり得る「障害」を知ることができます。主治医やカウンセラー、ソーシャルワーカーとの関わりのなかで客観的に「障害」を知ることが可能です。

親御さんもご本人や支援者と話し合うなかで客観的な「障害」についての情報を共有することが大切です。

自分に合った働き方を見つける

適応障害は社会環境に適応できないことで、心身の症状が継続的に現れます。ご本人にあった社会環境、働き方を見つけていくことが求められます。

在宅勤務や障害者雇用、パートタイムでの就労等の様々な働き方や職種から働き方を見つけていきましょう。

ハローワークや就労支援に関わる福祉サービスの事業所を通じて働き方を探していくことができます。親御さんに気をつけてほしいのは、ご本人の希望や意思が第一であるということです。親御さんが様々な情報提供をしても決定するのはご本人です。

親御さんの押し付けはこれから就労に向けて取り組むご本人を苦しめてしまうことを知っておきましょう。

リワーク支援の活用

適応障害と診断を受けた場合では、以前に就職をしていたというケースも少なくありません。就労に向けて取り組む場合、すぐに以前のように働いていくのではなく、リワーク支援を活用していくことができます。リワーク支援を利用する人の心身の状況や特性に合わせて、ストレス対処法や対人コミュニケーション等の様々な支援プログラムを行います。

リワーク支援は単に復職・再就職が目的というだけでなく、再休職・退職を防ぐための再発予防についても学ぶ機会となっています。

自分自身の働き方を理解したうえで仕事をしていくことは「障害」と上手に付き合いながら働くということになります。各都道府県の地域障害者職業センターや就労支援に関わる福祉サービス等の事業所等を通じてリワーク支援を活用していきましょう。

まとめ

リワーク支援を通じて復職・再就職をすることは慌ててしまうと、症状の再発を招く可能性が出てきます。再休職・退職を防ぐためにも、ご本人の障害を親御さんも理解をしたうえでの関わりが大切になってきます。親御さんは、本人の意思を尊重したリワーク支援への理解、見守りを行なっていきましょう。

 

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