ピアボーナス制度は、従業員同士で賞賛とボーナスを送り合う、とても画期的な取り組みです。
働き方改革が進められる中、ピアボーナス制度は以前にも増して注目されるようになりました。
ピアボーナス制度をサポートするツールとして、「TUNAG」というものがあります。
TUNAGは、ピアボーナスのみならず、日記やブログ、社内報や日報といった、多彩な機能を搭載。
ピアボーナス制度におけるメリットを、うまく引き出せる優れたツールです。
今回はTUNAGの導入事例について、詳しく解説します。
①TUNAGUで一体感を持つようになった、ヒルトン成田
(引用:Hilton)
ヒルトン成田は、観光・ビジネス目的での旅客をターゲットにしたホテルです。
ヒルトン成田の人事部長である尾崎氏は、「10年以上一緒に働いているのに、顔と名前が一致しない人もいる」というところに、課題を感じていました。
また、ホテル内での役職や業種、あるいは勤務時間帯による隔たりもあったようです。
たとえば、
「キッチンスタッフはキッチンスタッフとしか、関わらない」
「近くにある同系列ホテルとは、ほとんどつながりがない」
「同じホテルで働いているのに、勤務時間帯が違えば、お互いに干渉しない」
といった状態です。
コミュニケーションはもちろんのこと、レコグニションが足りていないのも明らかでした。
そしてヒルトン成田は、上記の問題を解決するため、TUNAGを導入しました。
さらに毎月3日と9日を「Thank You Day」と定義し、TUNAGによるコミュニケーションは加速させます。
最初は「やってみたい人だけ」という姿勢でスタートしましたが、あっという間にサンクスメッセージが飛び交うようになりました。
また各種写真や投稿も広がり、TUNAG経由でのコミュニケーションが拡大した、とのこと。
TUNAGが広がってからは、「リアルでの交流増えて、社員会への参加希望者が増加したりした」とのこと。
さらに部署間で途切れていたコミュニケーションも広がったようです。
もちろん「顔と名前が一致しない同僚」の数も減らされました。
というように同社は、TUNAGによって大きな変化がもたらされています。
②従業員ことを分かちあえるようになった、「ビジョンホームプロダクツ」
(引用:Pigeon)
ビジョンホームプロダクツは、赤ちゃんや妊婦用に、安全な製品を製造しています。
同社はTUNAG導入前に、「組織開発のためには、社員の帰属意識と主体性を高める必要がある」と考えていました。
つまりエンゲージメントを向上させるのが、組織開発のためにミッションだ、というわけです。
しかし多忙を極める中、このミッションはなかなかクリアされずにいました。
そもそも何をすればよいのか見えていない、という状態です。
そしてミッションをクリアするため、TUNAGが導入されました。
同社はTUNAGを、カジュアルにい利用できるSNSのような形で運用します。
一言で言えば、TwitterやFacebookのような形で運用されているようです。
またTUNAGには「Pigeongram」という、写真投稿システムもありました。
社員は、こういった機能を主体的に使い始めて、少しずつ社員と社員のつながりが強まります。
また「オツカレサマ制度」というものも、独自に導入しました。
簡単に言えば「お疲れ様という言葉と、今日一日の気分」を言い合うというシンプルなもの。
しかしこのシンプルさがうまくハマり、多くの社員が主体的に利用するようになりました。
特別に義務化されていたわけではないのですが、むしろ楽しそうに使われるようになったそうです。
というような取り組みの結果、社員は同僚と会社に対して、一定の愛着を持つようになりました。
さらに経営層と社員との間で、それぞれ思いや価値観も共有されるようになります。
結果として、帰属意識と主体性を高めることに成功したと言えるでしょう。
③”社内インフルエンサー”が活躍した、「ブライダルプロデュース」
(引用:ブライダルプロデュース)
全国各地でブライダル事業を手広く展開する、株式会社ブライダルプロデュース。
同社は、「人に関する課題感」を強く感じていました。
「人に関する課題」というのは、要するに、
- 定着率をいかに高めるか?
- 離職率をいかに下げるか?
- いかに精力的に働いてもらうか?
といったことです。
ブライダルプロデュースは、「現場では、みんな”ありがとう”を求めているのでは?」と考えます。
よってTUNAGを利用し、サンクスメッセージで「ありがとう」と伝える体制へ移行しました。
導入してからわずか3ヶ月ほど、同社ではトータルで10,000回以上のサンクスメッセージが飛び交いました。
同社は一日のスケジュールに「TUNAGタイム」を設定するなど、利用が促進されるようにアクションしました。
また同社の場合、一部社員を「社内インフルエンサー」に設定したのも、TUNAGが定着したポイントと言えます。
要するに社内インフルエンサーには積極的にTUNAGを利用させました。
それに影響される形でTUNAGが広がり、先ほどのような頻度でサンクスメッセージが送られるようになったというわけです。
結果として同社は、「TUNAGによって相互理解が深まった」「顔と名前が一致した」というような変化が生まれました。
また、感謝のメッセージが飛び交うようになり、業務や仕事はなんらかの形で称賛されるような文化になっています。
先ほど触れた「人に関する課題」というのは、着実に解消されつつあるようです。
まとめ
- TUNAGは、優れたコミュニケーションサービス
- TUNAGによって、劇的な成果を挙げている事例が多数ある
というようにTUNAGを利用すれば、会社が抱えているさまざまな問題をクリアできる可能性があります。
導入事例を参考に、運用するか否か判断するのがよいでしょう。
もし運用するなら、導入事例での成功パターンも取り入れたいところです。